• 耐熱性クッション材を金属薄板で被覆したガスケットです。
• 用途や使用箇所によって様々な形状、被覆方法で製作され、熱交換器、圧力容器、塔槽類、機器、バルブなど、高温の継手フランジ、マンホールなどに用いられています。

無機質のクッション材を金属薄板で被覆して波形に加工したガスケット。

水、水蒸気、熱水、石油系炭化水素、アルコール、動植物油、芳香族炭化水素、有機溶剤、熱媒油、弱酸、弱アルカリ、塩類溶液、空気、排ガス など

製鉄プラント、火力発電、産業用機器、化学プラント など

注意事項
■ 設計・選定に関する注意事項
● ガスケット座の仕上げ
メタルジャケットガスケットを使用する場合、ガスケット座の推奨表面粗さは、次のとおりです。
　・ 液体シールの場合：3.2μmRa以下
　・ ガスシールの場合：1.6μmRa以下

● 400℃以下の場合
メタルジャケットガスケットはシール面が金属であるため、400℃以下の場合はフランジとの馴染みが良く、安定したシール性を得られるTOMBO No.1891（カンプロファイルガスケット）をお勧めします。

● 規格フランジの場合
規格の管フランジには、十分な締付力を得にくいため、メタルジャケットガスケットはお勧めしません。また、ご使用になる場合には、セルフセンタリングタイプではなく、ハンガー付きをお勧めします。

■使用上の注意事項
・ガス系流体に使用される際は、グラシール®（膨張黒鉛）テープ付きまたはガスケットペースト（NEVER SEEZ® ニッケルスペシャルグレード：使用温度－183～1316℃など）を併用ください。

・溝形フランジに使用する場合は、ガスケットの折り返しがある面が溝に入るように装着してください。

・メタルジャッケットの最高使用温度は、中心材、被覆金属の種類により異なります。